アメリカでは YouTube に簡単に投稿できる軽量・安価($150-$200くらい)なビデオカメラが人気らしく、多数の製品が発売されている。
YouTube が 720p の HD 動画に対応したことから、カメラの方も HD に対応した製品が続々とリリースされた。
Kodak や Sony といった有名企業もこの分野に参入しているのだが、日本市場では展開しておらず、個人で輸入するか輸入機器を扱っている店で買うしかない。
小企業の製品を除くと、唯一日本で簡単に手に入るのは、クリエイティブの「 Vado HD 」である。
車載動画や旅先でちょっとしたスナップ写真的な動画を撮りたいなと思っていたものの、普通のビデオカメラを買うだけの金はないので、輸入を含めてこのジャンルのビデオカメラの購入を検討。
調査の結果、私にとっては「 Vado HD 」が一番よさそうだったので、「 Vado HD 」を選んだ。
ちなみに、「 Vado HD」の販売は通販のみ。
通常価格19,800円のところ、キャンペーン価格ということで17,800円に値下げされていた。
- 新製品タッチ&トライ:イチキュッパのHDビデオカメラ、「Vado HD」 - ITmedia +D LifeStyle
- ASCII.jp:2万円で買えるHDビデオカメラ対決!|物欲AVコモノ道
- Vado HD まとめ Wiki
「 Vado HD 」の仕様を簡単に書くと、次のとおり。
- 撮影可能な最高画質は1280*720pxで 30fps、ビットレート 8Mbps。
- 動画の圧縮形式は H.264で、コンテナはAVI。
- 記録される音声はモノラル。音声の圧縮形式は ADPCM。
- レンズは固定焦点(95cm~無限)。画角は35mmフィルム換算で、35mm相当。ズームはデジタル2倍ズームのみ。
- ホワイトバランスの調整はオートのみ。
- 撮像素子は CMOS。
- 記憶装置は 8GB 内蔵メモリのみ。外部メモリ( SD カード等 )は使用不可。
- 連続撮影は FAT32 のファイルサイズの制限により、1ファイル4GB まで。最高画質モードで撮影した場合、1時間くらいということになる。
- 静止画撮影は不可。
- 手ぶれ補正機能はない。
- 電源は内蔵リチウムイオン充電池。FUJIFILM の NP-60 と互換品で、ネジなしで交換可能。持続時間は公称で2時間。
- 充電は内蔵 USB ケーブル経由で行う。空から満充電に必要な時間は高速モードで4時間くらい、通常モードで7時間くらい。高速モード(充電中に本体の再生ボタンを押すことで発動)で充電している間は、PC から本体にアクセスすることができない。
- PC 接続中は本体側で操作ができず、カメラとして働かない(Skype 用のカメラには使えない)。
- 本体に Windows 用の ソフトウェアが内蔵されており、本体を PC に接続すると起動して、撮影済み動画の再生や切り出し、YouTube、photoBucket、 box.netにアップロードできる。新規アップロード先(たとえばニコニコ動画)を指定することはできない。
- PC に接続すると、 USB マスストレージとして認識されるので、付属ソフトウェアを使わなくても撮影済み動画の閲覧や操作が可能。
- 底面に三脚穴がある。ただし、同じ面に内蔵 USB ケーブルを引き出すための出っ張りがあるため、広い雲台では出っ張りが干渉する。
- 本体にストラップ穴が用意されているが、ストラップは付属しない。
- シリコンジャケットが付属している。
- 本体で再生した動画を、付属の HDMI ケーブルで TV に外部出力できる。別売のケーブルで、コンポジット出力も可能。
- 本体サイズは20本入り紙巻タバコの箱より2cmほど縦に長いくらい。いわゆる「ワイシャツの胸ポケット」にすんなり収まる。
購入の一番の決め手は、この手のカメラではもっとも広い画角だ。
他機種では外部メモリーカードが使えるとか、60fps で撮影できるとか、手ぶれ補正機能があるとか、いろいろと魅力的な差別化が図られているのだが、画角の広さには代え難い。
(画角が広いのが何故いいのかというと、画面に映る範囲が広いので、風景や建築物の撮影に向いているから)。
仕様を読めばお分かりのとおり、とにかく手軽に撮影できて、撮影したものは手軽に観ることができて、手軽にアップロードできればそれでいいのだ、という考えに貫かれた商品である。
撮影した動画を見ると、HD といってもノイズの量はさすがに値段なりではあるが、表示サイズをプレイヤー側で半分に小さくするとなかなかいい感じ。
速く動いているものが歪んで映ったり( CMOS で発生するいわゆるコンニャク現象)、映像にカクカク感があったり( 30fps だから)するのは嬉しくないが、割り切れる範囲内だ。
ポケットサイズのおかげで、胸ポケットに入れて原付自転車を運転すればそのまま車載動画になるのは面白い。
ただし、カメラレンズを布地が覆わないようにポケットの深さを調節する必要はあるが。
本体が軽いため持ち運びしやすいのはいいが、それは同時に手ぶれしやすいということでもある。
手ぶれ補正機能がないので、歩きながらの撮影は画面がぶれまくる。
それでも PC で閲覧する分にはまだマシだけど、大画面 TV につないで動画を観るなら手ぶれの多い映像は確実に気分が悪くなるので、Vado HD で歩きながら撮影するのは避けるべきだと思う。
ストラップが付属しないのはケチくさいが、代わりに付属しているシリコンジャケットがいい感じにすべり止めになってくれる。
別にストラップがなくてもいいかなと思う。
なお、内蔵ファームウェアには撮影中に光量が極端に増大したとき、それ以降の録画がおかしくなるバグがあるらしいので、購入後はファームウェアが最新のものかどうか、必ずチェックしておくべきだ。
ファームウェアのバージョンは、ゴミ箱ボタンを押しながら本体の電源を入れれば本体のディスプレイに表示される。
さて、早速試しに撮影したものを編集も再エンコードもせず YouTube にアップロードしてみた。
撮影モードは HD+(ビットレート8Mbps)。
元動画のファイルサイズとビットレートが大きいので、恐らく YouTube 側で再エンコードされているはずだ。
動画ファイルを付属ソフトウェアで部分的にカットして、動画同士を「 MovieOperator 」で無劣化結合したものを作成したが、YouTube がエラーを起こしてアップロードできない。
仕方がないので代わりに zoome にアップロードした。
元動画ファイルのサイズとビットレートが大きいので、zoome 側で再エンコードがかかっている。
また、zoome で HD で再生する場合、BitTorrent DNA のインストールを求められるかもしれない。
H.264の HD 動画の再生は、さすがに Pentium4 3GHzでは DivX H.264 Decoder を使うとようやくいっぱいいっぱいながらもまともに行えるようになる。
処理負荷の軽い外部デコーダを利用できない YouTube や zoome ではカクつきや音声の遅延が酷い。
再エンコードにも無茶苦茶時間がかかるし、Windows 7 発売のタイミングで Core2 Duo か Core2 Quad 搭載の PC を組もうかな。


![Creative MuVo TX FM 1GB [CNMVT1GF] (メモリープレイヤー)](http://images.amazon.com/images/P/B0006J09NS.09._SCMZZZZZZZ_.jpg)
![VERTEX LINK iAUDIO X5 HDDプレーヤー 20GB 大容量バッテリータイプ [X5L-20-BL] [X5L-20-BL]](http://images.amazon.com/images/P/B0009TSIX8.01._SCMZZZZZZZ_.jpg)













最近のコメント