一夜明けて。
夜の間に雨が降ったらしく、地面が濡れている。
空はどんよりと曇っている。
残念。

宿を出て、朝食までの間にカメラを片手に散歩してみた。
木崎湖温泉といっても湖畔から温泉が噴出しているわけではなく、山の方にある葛温泉というところから湯を引っ張っている。
温泉街を歩いていると、温泉を貯蔵するタンクがあった。
朝の道をランニングする、運動着姿の青年たちがすれ違っていく。
宿の窓ガラス越しに、サッカーのユニフォームのようなものがかかっているのも見えた。
温泉街といっても高層のホテルや土産物店が軒を連ねているわけではないので、良く言えば落ち着いた感じ、悪く言えば寂れた感じ。
近くに球場や体育館や運動場があり、スポーツ合宿客が主要な顧客層だと思われる。
多分、人数としては合宿客>釣り・キャンプ客>巡礼客という感じだろう。


キャンプ場の近くの林道を上っていくと、作中でも登場する木崎湖を見渡せる地点に到達できるらしい。
ただ、車両一方通行でこちらからは入って行けない。
林道の入口はかなり北の方にあるらしい。
宿の女将さんは逆走しても大丈夫だと言ってたけど、道路交通法を破るのはリスクが高すぎるので今回は通行を断念。

木崎湖西岸の道は木に覆われているので暗い。
曇天の朝では光量が足りず写真がぶれてしまった。
確か『おねがい☆ティーチャー』で傷心のみずほ先生が夜にこのへんの道を歩いていたが、女性が夜に歩く場所ではないことは確かだ。

この分岐道、見覚えがあるような……。

『おねがい☆ツインズ』で主人公たちが住んでいた家のモデルと思われる民家。
湖の北西の岸辺に建っている。

湖の北側を通って、再びお馴染みの踏切へ。

海ノ口駅に電車が入ってきた。
大糸線用のE127系100番台だ。

田んぼの間の道を抜けて、湖岸へ。

『おねがい☆ツインズ』のオープニングの最初のショットの道。
スイッチバックの線路状になっていて、車を転回させるのが一苦労だった。
背後に杭があって直進できないし、一つ前の写真に写っているとおり駐車車両があって邪魔だったし。

青空だったら綺麗なんだろうなあ。

『おねがい☆ツインズ』の作中で主人公が走った旧国道。
朽ちかけの「木崎湖」の看板が昭和を偲ばせる。

対岸から星湖亭と公園を望む。
公園の向かいに木崎湖ドライブインと看板を出している建物があるが、営業していなかったはず。
旧国道しかなかった時代でも温泉街に入らないとたどり着けないし、ドライブインを営むのに適した立地とは言えない。
倉庫にでもなっているのかな。
観光地として伸びしろがなさそうなこの土地で、投資も宣伝もしていないのに訪れてくれるようになった巡礼客は有難い存在に違いない。
今後も地域一体となった景観の維持や新たな商材開発を行えるかどうか。
それが作中の2017年まで巡礼客を絶やさないための鍵だろう。
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