歌志内市から小樽市に移動しました。
大阪からの走行距離4230km。

「道の駅うたしないチロルの湯」は、もともと日帰り温泉入浴施設があって、別途物産館やトイレ棟を建てて道の駅として拡張したようです。
高台にある方が入浴施設です。
昨日はこちらに入浴しましたが、ジャグジー、ドライサウナ、ミストサウナ、露天風呂と一通り揃っていました。
炭鉱を掘っていて出てきた湯を入浴施設に転用したらしいです。
泉質は重曹泉だったかな。
施設では宿泊もできるようです。

道の駅にあった観光ガイドに見覚えのある建物が載っていたので、訪ねてみました。
新歌志内トンネルの近くにある「悲別ロマン座」というミニシアターで、『昨日、悲別で』というドラマのロケ地になったらしいのですが、これ、『幸福の黄色いハンカチ』でボランティアグループが「銀座カンカン娘」を歌ってるシーンの背後にあった廃墟のような建物じゃなかったかな。
歌志内は炭鉱町だったから、ボランティアが慰問に来てるとかいう設定だったような……。
ドラマで使われてから、地元の青年団が修復して、また閉鎖されているみたいです。

「道の駅ハウスヤルビ奈井江」に到着。
国道12号線の「日本一の直線道路」と称する区間(29.2km)の途中にあります。
直線道路と言っても、人口がそこそこある地域なんで信号によるストップや減速が多くてあまり快適ではありませんでした。

美唄駅に到着。
いや、『鉄娘な三姉妹』というマンガに、美唄っていうキャラクターがいるから何となく寄ってみただけです。
ちなみに美章園にちなんだ美章というキャラクターも居ます。


「道の駅三笠」に到着。
ここは北海道の道の駅登録第1号です。
セブンイレブンが隣接しているのが珍しい。
けど実際、休憩施設として考えるならコンビニがあった方が便利です。
道の駅のあたりが公園地帯になっていて、パークゴルフ場や日帰り入浴施設もあります。

自動車での移動販売の兄ちゃんが石炭ザンギというものを売っていたので買ってみました。
石炭に衣を付けて揚げたもの……だったら面白いのですが。

三笠市の三笠鉄道村に到着。
多分ここは幌内線の幌内駅の跡地じゃないかと思われます。
幌内というのは、ここで産出される石炭を小樽港に搬出するために北海道で初めての鉄道が敷かれたということで、実は鉄道史に残る土地なのです。

DE10 がお出迎え。
今でも現役で運行されてて珍しくもない存在ですが、DL の中では DE10 のスタイリングが一番好きです。


トラ70000とか貨物車両を連結した状態で静態保存されています。

どこかの私鉄で使用されていたのか、小型の除雪車。

これは炭鉱の構内鉄道用の電気機関車ですな。

ミュージアムショップには使用済みの鉄道備品のほか、古い記念切符や乗車記念証明書なんかも売られています。
国鉄の鉄道路線図があって欲しかったけど、1枚3000円で高かった……。

明治時代に幌内駅で使われていたという長椅子。

ミステリー列車って、懐かしいなあ。

屋外は寂れた雰囲気が漂っていますが、展示スペースはなかなか綺麗で良質です。
北海道の鉄道史を辿る形で展示物があります。
鉄道員の辞令や賞与の明細、研修用の書籍なんてものも。

戦前の時刻表や旅行書もあります。
戦時中の列車車内でのマナー指南書というものが出版されていたとは驚き。

キハ22のエンジン構造とトランスミッション機構の仕組みを解説したモデルです。

HO ゲージのジオラマがあって運転できるのですが、運転するのは有料です。
せこい。

車庫にC12の2号機と9600形の29622があります。
29622はナンバープレートが保存前の管理不備により59609と入れ替わってしまったのだとか。

C12の運転台。

運転士の視界が狭いのが、蒸気機関車の欠点の一つです。

職員研修用のパネルです。
機関車の機器の制御系統を学ぶためのものです。

DD13 と ED76 。
DD13 はヘッドランプがラブリーでもあり間抜けでもあるので、私の中では DE10 より格下です。

除雪作業用のDD15です。

主に駅や操車場の除雪に使われたキ700です。

DD14。後ろ側が一つ目なのがチャームポイントですな。

除雪側はロータリー式なのでゴテゴテしてます。
ギカンテス。

単線用の除雪車です。
自走できないので後ろから機関車に押されて使われます。

DD16です。

「こいつを見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく、板バネです……」

おなじみ、DD51。

キハ27と……右は何だっけ。
スユニ50かな。
この後、三笠 IC から道央道に乗って、一気に小樽まで移動。

小樽と言えばここ、小樽市総合博物館を訪ねないわけにはいかない。
小樽交通博物館から名前が変わってますね。
小樽運河?何それ。
ここは多分、廃止になった国鉄手宮線の手宮駅あたりの跡地を活用したものでしょう。

チケットカウンターが駅の改札口を模したものになっています。

こちらも北海道の鉄道史を辿る形で展示が構成されています。

幌内鉄道開通当時の情景が模型で再現されてます。

ボタンを押すと代表的な蒸気機関車の模型が扇形車庫から出てきて転車台をぐるっと一周し説明アナウンスが流れる、という小粋な展示物がありました。
写真はシロクニ。

特急のサボ欲しいなー。

今の若い子は記念切符ぐらいでしか知らないだろうな、硬券は。
私くらいの年が自動改札ではない国鉄・JR 切符を覚えている最後の世代ではないかと思うのですが。



明治時代から戦後まで、時刻表がいっぱい。

遊んで鉄道を学ぼうという双六ですな。

鉄道の展示物が一番多いですが、そればかりではありません。
かと言って、いきなりアマチュア無線の機器を展示されても唐突な感じがします。

特別展示で、開拓時代の物品や写真が展示されていました。

大正時代の女学校ですね。
『大正野球娘。』がいかに美化されているかというのが現実を見ると痛感します。

女学校を開いたクララ・ローズ先生は教育者らしい精悍な眼差しをしておられますな。

お雇い外国人の契約書らしいですが、タイプではなく手書きで、条文になっていないので一見して契約書に見えないです。

鉄道黎明期、アメリカから輸入した一等客車「い1」の車内。
ソファー掛けでサロン風なところが一等車の所以でしょうか。

機関車の「しづか号」の運転台。


屋外展示は豊富です。
キハ82の1号機があります。
塗装が痛んだ箇所を後から部分的に補修した跡が見えました。
ボランティアが作業を行ったらしいです。

蒸気機関車「アイアンホース号」が動態保存されていて、構内で定期運行されています。乗車は無料です。

キハ82の運転台。

スユニ50の中を観れるのはなかなかレアですな。

日本銀行の幻の現金輸送車マニ30があるとは……。

警備員の添乗室、結構小奇麗。

複線用除雪車キ1567。
ご覧の通り進行方向に向かって左側に排雪するようになっています。
背後のほうにはDD15とかDD14とかがあります。

普通は見れないDD14のロータリーヘッドの中。

扇形車庫とターンテーブルもあるけど近づけない。

アイアンホース号の牽引する客車に乗ってみました。
蒸気機関車がターンテーブルで転回するところも見学できて満足。

一両しか製造されなかったED75の500番台。
ED76とどう違うのかと言われても、ED76の試作品だから大体同じじゃないのというくらいしか私の乏しい知識では返答不能です。

見飽きたキハ22か……と思いきや、キハユニ25だった。
違う列車を走らせるだけの需要はないから、客も郵便物も荷物も全部1両で運んでしまえ、という車両です。

北海道の鉄道の起点のモニュメントが構内にあります。
国道で言えば日本橋とか梅田新道とかそういう存在。

ソ30とチキ6000。
脱線事故が起こったときの復旧用クレーン車と、レールなんかを乗せる貨車です。
救援車のスエ78とオエ61がさらに連結されて展示されており、内部も工具や資材を載せた状態になっています。
救援車というのは、脱線事故の復旧作業を行う作業員や工具や資材を現場まで輸送するための車両です。
いやー、いろいろ珍しいものが見れて満足でした。

ま、鉄道ばかりではあんまりなので。
オタルウンガー!(フリオ・ズレータ風に)
こんな具合ですからアベックだらけですわ。
そしてそのアベックを目当てに人力車とか写真撮影とかの商売人が集ってきます。
北海道での宿泊は今日で最後なので、最後くらいは宿に泊まろうと相部屋スタイルの安宿を選んでみました。
とほ宿に加盟している「B&Bら・るる」という宿です。
昭和40年代の建築でしょうか?
かつて昭和の若者が集ったのであろうオンボロ感がいいですね。

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