『おねがい☆ティーチャー』『おねがい☆ツインズ』の舞台として知られる木崎湖を2009年8月にようやく訪問したので、その記録。
木崎湖って何処?という人のために説明しておくと、木崎湖は長野県大町市にある。
大町市はスキーで有名な白馬村の南側にあって、立山黒部アルペンルートの東側の玄関口になっている。
大まかに言えば長野県と富山県が接しているあたりにあるということだ。
大阪、名古屋、東京といった都市から中央道を経由して向かう場合松本市を通るが、松本市には作中で主人公たちが通う高校がある。
松本駅から伸びる大通りをひたすら真っ直ぐ進むと、突き当たりにあるのが「松本市あがたの森公園」。
旧制松本高等学校跡地を中心とした公園だ。

旧制松本高等学校校舎。
作中では長野県立木崎高等学校という架空の高校になっている。
内部の見学は無料だ。

後に政財界の重鎮となるエリートを育成した学校だけあって、建物に安普請な感じがまったくしない。
整備状態も非常に良好。

照明器具も当然のように電球式だ。

建物は現在、研修とか集会とかのために使われているようだが、教室のひとつが往年の様子を復元した形で展示されている。
広い教室に裸電球一つというのは、現在の衛生基準ではあり得ない。
北杜夫はこんな教室で学んだってことか。


中庭。
建物の利用者の合唱や楽器の練習音が聞こえてきて、さながら放課後の学校のような雰囲気だった。

作中で登場人物がこんなベンチに腰掛けて昼食を摂っていたなあ。

こちらは講堂。
左側からのアングルで作中に登場していたはず。
時間があまりないのでここでの滞在はここで切り上げて、大町市へ移動。
観光客で賑わう松本城は横目でちらりと見るだけで華麗にスルーした。

「おねがい」シリーズとは全く関係ないけど、神社愛好家として訪ねておきたかったので仁科神明宮を参拝。
仁科神明宮は伊勢神宮がこのあたりを荘園として領有していたことから建てられた神社である。
名前と起源から判るとおり、祭神は天照大神。
杜の隣に広い駐車場があり駐車場に便所もある。
だが観光地として有名でも何でもないので門前の飲食店とか土産物店とかそういうものは全然ない。
鉄道の駅からは少し遠く、国道からも少し奥まったところにあるので祭りの時くらいしか賑わうことはないのだろう。
参拝客は私と中年夫婦一組しか居なかった。

手水舎は50年以上健在な感じ。

この鳥居はそんなに古くなさそう。
神明鳥居なのは神明宮だから当然だ。

社務所は神社の規模の割に異様に立派。
一般参拝客からの賽銭や氏子からの寄付金はそんなに多くないだろうから、伊勢神宮から資金提供されているのかもしれない。
右側が参拝者の休憩所になっていて、写真や古物が展示されている。
設置されている給茶機で茶を無料で飲めるが、茶碗は自分で洗う必要がある。

最後の鳥居は伊勢神宮の式年遷宮で不要になったものを移設したものらしい。

奥にちらりと見えている本殿は国宝。
何で国宝なのかというと、神明造の神社建築では現存最古(1636年築)だかららしい。

一般参拝者が行けるのは神門まで。

社殿の位置関係はこんな風になっているらしい。
中門と釣屋も国宝らしいが見えなかった。
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