20 novembre 2008

ホラー映画の記憶

ちょこちょこと映画を観てきて DVD も沢山溜め込んできた我が人生だけど、やはり苦手なジャンルってのがある。
例えばアングラなスナッフ・フィルムとかスカトロものとか。
想像するだけで気持ち悪すぎて観ようとも思わない。
それはまだしも、一般向け作品でもなかなか観ないジャンルがある。
それはホラー。

本質的に臆病なもので、「明らかにこれから怖いシーンが来ますよー」って空気に耐えられないんだな。
サスペンスものやミステリーものは平気なんだけど。
そういうわけで、女の子とホラー映画を観に行って、怖さのあまり女の子が手を握ってきたり抱きついてきたり……というラブコメでありがちなシーンとは、とんと無縁なのであった。

で、今まで全編通して観たことのある数少ないホラー映画の記憶を辿ってみた。

『バタリアン』

バタリアン

1985年のゾンビもの映画。
B 級臭いけど、タイトルをもじった『オバタリアン』なんてマンガがヒットしたくらいだから興行成績はよかったんだろうか。
コメディっぽさもあってあまり怖くない。
しかし物語途中で復活するコールタールまみれのゾンビは幼心に印象に残った。
ラストシーンの影響で、火葬場に行くたびに「自分が生きたままこの中に入ったら……」って考えてしまうし。

『シャイニング』

シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン

1980年の映画。
スタンリー・キューブリック監督作品。
ホラーというよりサイコスリラーかな。
不気味なシーンがいっぱいあるのに怖いとは思わなかった。
キューブリックの映像美を味わう作品のような気がする。
ジャック・ニコルソンはハマリ役だったな。
ちなみに、この作品で撮影されたカットが『ブレードランナー』で流用されている。

『ジョーズ』

ジョーズ

1975年の映画。
サメが船にまで乗り上げてきてそのツラを拝んでみたら、意外と可愛かった。
実際に現場に居合わせたらそんなこと言えないんだろうけど。
そのサメに人間が食いちぎられるグロいシーンがあるし……。

『鳥』

鳥

1963年の映画。
アルフレッド・ヒッチコック監督作品で観たことがあるのはこれだけ。
物語としては、鳥が大量に集まって人間を襲うだけだったような記憶が。
鳥の異変の理由が結局判らずじまいなのが不気味。

『アタック・オブ・ザ・キラートマト』

アタック・オブ・ザ・キラー・トマト スペシャル・コレクターズ・エディション

1978年の映画。
カルトなバカ映画としてある意味有名。
『鳥』を引用してホラー映画の体裁を採ってるけど、実際はギャグだろう。
トマトが大量に集まって人間を襲うという筋書き。
しかし特撮なんてものは一切なく、トマトが実際に人間を食らうところは画面に映らない。
登場人物がトマトを見て勝手に怯えたり叫んだりしているだけ。
動くトマトは単純に転がってるだけだったり、トマトを動かしている台車が映り込んでいたり、倒れてる人間に投げやりなコマ撮りでトマトを乗せているだけだったりとチープさ満点。
怖さではなく、下らなさすぎて最後まで観るのが苦痛になる。
さすがに続編の『リターン・オブ・ザ・キラートマト』は途中で観るのを断念した。

そういえば映画ではないけど、今から20年ほど前、夏休みに読売テレビのお昼のワイドショー内のコーナーとして放送されていた短編ドラマ「あなたの知らない世界」が怖かった。
実際にあった心霊現象、怪奇現象の再現ドラマって触れ込みの作品で、兄が好んで観ていて一緒に観る羽目になったんだっけ。

ホラーを意図して作られていたわけじゃないだろうけど、その近辺で放送されていた蒸発者の公開捜査コーナーも怖かったな。
解像度の低いモノクロのスナップ写真が、巨大に引き伸ばされて背景になってて……。
ナレーションも無機質で不気味さを引き立てていた覚えがある。
同様の雰囲気があるからか、古い左翼系テロリストの指名手配写真も苦手。
近年の公開捜査番組にはあの怖さがなくて、ちょっと寂しい。

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コメント(4)

>それはまだしも、一般向け作品でもなかなか観ないジャンルがある。
それはホラー。

あ、これ小生も同じです。TVの映画劇場なんかでもホラーものは全く見る気はしないですねぇ。

 数少ないホラーものの記憶は高校時代(その頃は毎週梅田の映画館に通ってましたが・・・)に見た「サスペリア」ぐらいなもんですねぇ。あれは怖かった、いきなりステンドグラスだかなんだかを突き破って血まみれの死体がぶら下がって落ちてくるシーンはいまだに思い出します。あの手の映画を好んで見る人の気が知れません。心臓に悪い。

>ちなみに、この作品で撮影されたカットが『ブレードランナー』で流用されている。

 これは有名な話ですよね。無理矢理ハッピーエンドを予感させるエンディングにするために、作品の描く世界観を全く無視して、全米公開版のエンドロールにねじ込んだシーンですね。
あれはまさしく蛇足でしたね。

 「鳥」はホラー映画?

 「アタック・オブ・ザ・キラートマト」これは、「死霊の盆踊り」と並び称される、伝説的なZ級ホラー映画ですねぇ、ある意味で非常に有名な作品です。(小生はトマトが大嫌いなので見ておりませんが。)

『サスペリア』というと、「決して一人では観ないで下さい」という奴ですね。
中身は観たことがないですけど。
(そんなんばっかし。「祟りじゃ~」も全編は観たことがない……)
心臓に悪いのは良くないですね。
デスノートに名前を書かれた状態になってしまいます。

『ブレードランナー』ネタに反応があったので、次は『ブレードランナー』の記事にします。
『未来世紀ブラジル』のラストはあの追加シーンからの着想でしょうか。

『鳥』がホラーじゃないとすると、サスペンス?
いや、パニック映画か。

『死霊の盆踊り』はあまりのつまらなさに30分と持たず挫折しました。
トマトがお嫌いですと、スペインのトマト祭りの映像がホラーになりそうですね。
ゴ○ブリの大群映像みたいな感じで。

>『鳥』がホラーじゃないとすると、サスペンス?
いや、パニック映画か。

 パニック映画、かな?
 「ジョーズ」もどちらかといえば、パニック映画と言うべきかも。

 そうそう、ホラー嫌いの小生ですが、これだけは、という作品があります。「エイリアン」です。これは、モンスターパニック映画ではなく、純然たるホラーだと思います。(ただし、第1作目だけですが・・・、2作目以降は戦争映画、バイオレンスアクション映画、挙げ句の果ては宇宙人格闘映画にまでなってしまいましたが。)

 特にオープニングでタイトルバックに直線が順に浮かび上がってきて、タイトルが表示されるシーンが印象的です。

 ラスト近くのクライマックスシーンの導入部で、救命艇のコクピットの操縦席背部の棚からエイリアンが転がり落ちるシーンは何度見ても間抜けな感じがしますが・・・。

>『ブレードランナー』ネタに反応があったので、次は『ブレードランナー』の記事にします。

 楽しみにしておきます。

『エイリアン』は多分 TV で断片的にしか観ていないのですが、エイリアンがオッサンの体を突き破って生まれるシーンはトラウマですね。
言われてみればホラーだ。

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