犯人当てドラマ『安楽椅子探偵』シリーズの第7弾、『安楽椅子探偵と忘却の岬』。
眠いのを我慢して出題編を観た。
録画はしていない。
一瞬だけ映るショットに決定的証拠がある……という趣向がシリーズの伝統なだけに、1回観ただけで犯人を特定する磐石の推理が出来るわけがない。
というわけで、解答編を楽しむために、自分が気づいた点、疑問に思った点を記しておく。
カメラマンの遺体は「忘却の座」で発見されているが、殺人現場が「忘却の座」である証拠がない。「忘却の座」で撲殺したなら、すぐに崖下に突き落とせば事故で頭を打って死んだ風に見せかけることができる。犯人が別の場所でカメラマンを殺して、遺体発見時までに「忘却の座」へと遺体を運べば、死亡推定時刻に「忘却の座」へと往復できたかという観点で登場人物のアリバイを検討しても無駄である。
わざわざ忘却の座まで運んだ理由は、遺体を隠すときに椅子に座った形をとらせていて、その形に死後硬直してしまったからと推定。猫車は壊れていたし、成人男性の遺体を一人で背負って運ぶのは無理があるので庭の車椅子で運んだと推定。往路ではカメラマンの靴を脱がせて犯人が履き、復路では犯人が車椅子に乗れば泥道に犯人の足跡が残らない。
- 海馬地区にやってきた主人公の目的は? → 主人公は指名手配犯?父親殺しの真犯人を察知して、時効までに真犯人を捕まえるために戻ってきた?
- 主人公が指名手配犯だとすると、住民が警察に通報しない理由は? → 真犯人を暴かれるとまずいので隠匿?
- 主人公は本当に潮野タクヤなのか? → 指名手配のポスターには名前が映っていなかったはず。双子の兄弟はさすがにアンフェア?
- TV 好きな社長。しかし TV を隠し使用人には TV の音量を注意。主人公は TV を観る事ができない。 → 主人公に TV を観られると都合が悪い?
- やたらとカップヌードルやコーラが映る → スポンサー?
- 海馬地区から出て行こうとする社長夫人。もう少しの辛抱と慰留される。 → 時効成立まで我慢?ただの田舎嫌い?
- 夜に冷蔵庫を開けようとした主人公を咎める社長夫人。 → 主人公に見られるとまずいものが冷蔵庫に入っている?ただの礼儀?
- 言いつけを守っているかと医師に確認される社長夫人。言いつけとは? → 主人公の隠匿?治療上の事柄?
- 主人公の部屋の窓に鍵がかかっているのは何故? → 窓の鍵が差し込み式なのは不自然
- 「思い出せ」のメッセージの花 → 出題者によれば、メッセージを置いた人物とカメラマン殺害犯は同一人物。メッセージの相手は本当に主人公なのか?相手が主人公ならば、置いたのは主人公の部屋を正確に知っている人物で、主人公に思い出して欲しい事柄がある?
- カメラマンが探りに来た「招かれざる客」とは? → 主人公だと明示されていない
- 社長の息子がカメラマンの来訪の有無を電話で確認 → 息子が犯人とミスリード?相手が親ならなぜカメラマンが来ていないと嘘をつく?
- 6月なのにストーブを出さなければいけないほど寒い → 遺体をストーブで暖めて死亡推定時刻を偽装?
- 2007年のカレンダーが主人公の部屋に張られているが、北京オリンピック特集番組の音声が聞こえてきた → 2007年のシーンと2008年のシーンが混在した叙述トリック?村ぐるみで主人公に2007年と思い込ませようとしていた?
- 死亡したカメラマンが残した携帯電話の電源が切られている → 遺体隠匿時に着信すると遺体の場所がばれるから犯人が切った?
- 携帯電話が不通なのにカメラマンの携帯電話に110番の発信履歴 → 田舎だから電波が不安定とカメラマンは思っていて、携帯電話のアンテナががけ崩れで故障しているのを知らなかった?
- 前田愛と女使用人の足跡が映らなかった。 → 映ると不都合がある?
- 轍の数が明示されていない → 明示するとトリックが容易に特定されるから?

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