juin 2006アーカイブ

6月22日に発売された2代目『 W-ZERO3 』こと『 SHARP WS004SH 』をウィルコムストアで予約購入。
「京ぽん」からの機種変更であります。
しかし明日から旅行。
あれこれいじる時間はございません。
とりあえず写真だけアップ・ロード。

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経過

2006年6月11日、マリーンズ対ジャイアンツ第6回戦。
ゲームは雨の降り続ける中行われた。
得点は1対1のタイスコア。
3回表ジャイアンツの攻撃、2アウト1塁。
1塁ランナーは小関達也。
バッターはイ・スンヨプ。
マリーンズのピッチャー渡辺俊介の投じたボールをイ・スンヨプは弾き返し、ボールはライトスタンドへ入る。
2ランホームランで3対1、ジャイアンツがリード。
続く打者は斉藤宜之。
渡辺俊介は斉藤宜之にボールを投じようと構えるが、3塁手今江敏晃の呼び声に気づきボールを今江に投じる。
今江はボールを掴んだグラブを掲げ3塁を踏み、3塁塁審西本欣司にアピール。
西本は小関に対しアウトを宣告。
1塁ランナー小関が3塁を空過したという判定であった。
小関がアウトになった時点で3アウトが成立するため、イ・スンヨプのホームランは取り消され、無得点となった。

http://www.youtube.com/watch?v=mi5RLzFXoL0

その後フジテレビが小関の走塁を捉えた映像を放送。
グラウンドレベルの高さで、1塁カメラマン席から3塁方向を左へパンニングしながらズームで撮影したものであった。

http://www.youtube.com/watch?v=2cZ3OJtsDEM


フジテレビの映像を観て

フジテレビの映像のみでは踏んでいるか踏んでいないかは断定できない。

仮に踏んでいたとして、問題になるのは以下の点だ。

まず、小関の走塁法が悪い。
ベースを踏む際の基本は、ベース手前で外側に膨らみながら走り、ベースのピッチャーマウンド方向の「角」を、「左足」の「真ん中」で踏むことである。
しかし小関はベースをまたぎながら「右足」の「踵」でベースの「辺」を踏んでいるように見える。
しかも小関はベースを踏みにかかる際にベースを見据えていないように見える。
このような踏み方だと、3塁後方に居る審判や3塁手からは「ベースを踏まずに跨いだ」と判断される余地が生まれる。
ちなみに後続走者のイ・スンヨプは基本に忠実なベースの踏み方をしている。

また、フジテレビの映像は撮影のアングルが悪い。
小関が穿いているスパイクは踵の部分が白いため、ベースの白色とかぶってしまい、判別が困難になる。
さらに、グラウンドレベルからズームで撮影しているため、遠近が圧縮されてしまう。
右足の踵の着地点がベース上ではなく、(カメラから見て)ベース前の土の上であっても、同様の映像になる。
これは机の上にベースを見立てた消しゴムと、ランナーの足に見立てたペンを置き、机表面と同じ高さ(つまり真横)から片目で見て両者をくっつけたり隙間を作ったりする実験をすれば判る。

ところで、当日はずっと雨が降っていたから、ベースの周囲の土は水気を多く含んでいたはずだ。
踏んでいたなら泥汚れがベースについているし、踏んでいなかったら踏んでいなかったで足跡がベース周囲の土に残っていたのではないか……という疑問が生まれる。
この点が問題にならないのは、後続走者としてイ・スンヨプが3塁を踏んでいるので、かき消されてしまったからか。

ちなみに、審判には触塁を確認する義務がある。
サヨナラホームランを放った打者がホームインする際、球審に注目してみよう。
本塁上でチームメイトに祝福されて打者走者がもみくちゃになっている中、球審は足元を覗き込むようにして、打者走者がちゃんと本塁を踏んでいるかどうか確認している。
TV でもよくその姿が映っている。

内野手がランナーの触塁を確認するのも特別なことではなく、基本のプレイだ。
送球を受ける準備をしている内野手はともかくとして、手の空いた内野手は必ず触塁を確認している。
これも TV でよくその姿が映っているから、一度注目してみよう。

なお、私自身は「踏んでなかった」派。

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Albelt S 型

先日、ブリヂストンサイクルの自転車「 Albelt S 型」を買った。

いや、別に上野樹里が宣伝してるからではない。
ホントに。

兄から譲ってもらったオンボロ自転車を4年間使っていたのだけど、錆びだらけでギア飛びが多かったチェーンがついに外れてしまった。
修理すれば直るけれど、あちこちガタが来てるこのオンボロに金を使うよりはこの際新車を買って気分一新と行きたい。
メンテナンスフリーなベルトドライブに以前から憧れがあった。
折りしもベルトドライブの「 Albelt 」を5月31日までに買えば、2年の間に盗難されても無料で同一車を貰えるというキャンペーンが行われていた。
というわけで、「 Albelt 」なんである。

デザイン的には「 VELTRO 」の方が好みだったのだけど、2年間無料盗難補償キャンペーンの対象外だったので諦めた。
自転車なんて簡単に盗まれるものだ。
盗難補償がなければ、3万円とか4万円とかする自転車を屋外に駐車するのは不安すぎる。
「 Albelt 」には前後輪同時施錠機構があるが、「 VELTRO 」にはない。
多分そのせいで「 VELTRO 」は無料盗難補償キャンペーンの対象外なのだろう。
(ちなみにキャンペーン対象外車種にも盗難補償はあるけれど、代替車を得るには価格の6割を支払う必要がある。)

駆動は滑らか、前輪軸に発電機が内蔵された前照灯は脚に重みを感じなくてよい。
ただ、地面の凸凹を拾いやすく振動が多いのは気になる。
前の自転車がガタガタすぎていい具合に振動が分散されていたのかもしれない。

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切ない映画ややるせない映画や考えさせられる映画ばかり観てるので、頭を使わなくてもいいバカバカしい映画も観とこう、というのでロードショウ作品リストを眺めていたところ、目を付けたのが『ピンクパンサー』。
かつてのヒット作のリメイクですな。
私は元祖を観たことはないけど。

舞台はフランス。
あるスタジアムで、フランス対中国のサッカーの国際試合が行われていた。
試合はサドンデスによりフランスが勝利。
スタジアムが歓喜に沸く中、フランスチームのコーチが毒矢に刺されて死んでしまう。
おまけに彼が身につけていた筈の巨大な宝石の指輪「ピンクパンサー」が彼の指から消えうせてしまっていた。
フランス警察のドレフュス警視は、田舎で働いていたドジで間抜けな警官、クルーゾーを警部に昇進させ捜査に当たらせる。
無能な警部に事件の捜査を担当させ、マスコミが警部に振り回されている間に自分が事件を解決しようというのだ。
ドレフュス警視の目論見も知らず、勘違いしたクルーゾー警部は張り切って捜査を開始。
行く先々で騒動を巻き起こすが、ドタバタの果てに見事に事件を解決してしまう……というストーリーだ。

2、3分に1回かという頻度でクルーゾー警部は間抜けな行動を繰り出してくる。
「ああ、ここでギャグが出るな」と見え見えで失笑してしまうが、次第に流れに身を任せてバカバカしさの川に流されていく。
クルーゾー警部の助手となる刑事、実はドレフュス警視によって宛がわれた監視役……という役どころを演じるのはジャン・レノ(髭なし)。
クルーゾー警部の行動に接して呆れ顔を連発するのもレアだが、クライマックス付近でクルーゾー警部に付き合わされて全身タイツで登場の上、奇妙な踊りを踊る姿はレアな上に爆笑必至。
いやもう、「ちょいワルオヤジ」なんて言ってる場合じゃないですよ。
広末涼子が安来節を踊るくらいあり得ない。
あり得ないと言えば、事件の種明かしもあり得ない。
誰がどうやって被害者を殺し、「ピンクパンサー」を盗んだのか、というミステリーもストーリーの要素であるわけだが、謎解きに至るプロセスがすさまじい。
コメディ映画だから出来る力技で、驚きと同時に笑いも起こる。
真面目なミステリー作品なら糾弾されるだろうけど、コメディ映画であれば優れたシナリオといえるだろうと思います。
現実に即して深く考えたら観客の負けだし、どんなご都合主義だって許してもらえるから。

映画館でこんだけ笑ったのは『少林サッカー』以来かな。
一日で映画三本観て三本とも当たり、という稀有な経験でありました。

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日本映画もやりゃできるやん、というのが『嫌われ松子の一生』を観終わっての一言。

福岡を出て、東京で一人暮らしをしている青年の元に、父親が訪ねてくる。
30年間失踪していた伯母、川尻松子が殺され、荼毘に付されたというのだ。
父親に命じられて青年は荒れ果てた伯母のアパートの掃除をする。
訪ねてきた警察官の話では、松子は学校の教師だったという。
そこから映画は松子の人生をたどり始める。
川尻松子、昭和22年生まれ。
修学旅行先で旅館の金が盗まれた事件をきっかけに、松子の人生は転落していった。
教職を辞し、遁走。
同棲していた男には日常的に暴力を振るわれ、その挙句自殺される。
妻子ある男と不倫関係になるもつかの間、捨てられる。
トルコ嬢となり店の稼ぎ頭になるが落ち目に。
貢いだ男に捨てられ彼を刺殺。
玉川上水で自殺しようとしていたところ理髪店の主人に声をかけられ意気投合、彼と家庭を持つ決心をするが逮捕され服役、出所すると彼は別の女性と家庭を築いていた。
ヤクザになっていたかつての教え子と再会し同棲を始めるが、組の金を使い込んだ彼は組に命を狙われ挙句に収監される。
出所を待ち続けるが出所した彼は松子を拒絶し逃走。
といった感じで、ひたすら愛を求めながらも報われない人生が描かれていく。

ストーリーだけ辿れば、湿っぽくて悲惨。
しかし画面がチープでキッチュな CG やエフェクトで鮮やかに彩られるとともに、時にミュージカル風に歌あり踊りありでテンポよく展開する。
コメディチックな演出により、しばしば笑いの起こる娯楽作品に仕立て上げられている。
のみならず、一人の聖女の物語として、しんみりともさせられるのだ。

私は原作の小説を読んでいないが、原作を読んだお連れ様の話によると、原作はもっと暗くて「光 GENJI 」のエピソードもないのだとか。
映画は娯楽よりにシフトしているらしい。
映画を観る限りではその試みは成功しているように思う。
空撮も使われていて制作費用はそれなりにかかっていそうだが、客の入りは良好、反応もよし。
十分回収できるのではないだろうか。

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スケジュールの都合で、久しぶりに映画三本ハシゴを敢行。
まず、『グッドナイト&グッドラック』から。

アメリカにおける1953年といえば、マッカーシー上院議員に端を発する「赤狩り」の嵐が吹き荒れていた頃。
テレビ局 CBS の専属ジャーナリスト、エドワード・R・マローは自身がホストを務めるドキュメンタリー番組で、軍や CBS 上層部からの圧力を跳ね除けて公然とマッカーシーを批判、「赤狩り」の終焉に貢献した。
このエピソードを映画化したのが『グッドナイト&グッドラック』だ。

特徴的なのは、違和感なく当時の状況を再現するにあたって実際の記録映像を織り交ぜ、全編モノクロ画面で作られていること。
そして屋外のシーンが存在せず、全編室内シーンで展開されていること。

ドラマチックな派手さの乏しい本作においての山場はマッカーシー批判を展開する番組本番のシーンである。
マローという人物を強調し、言葉に説得力を与えるためにクローズ・アップが多用される。
テレビカメラに向かって語りかけるマロー。
彼の視線は、番組の締めくくりにあたって映画のカメラと合致する。
作中のマローは当時の視聴者に語りかけているが、同時に我々観客にも語りかけているのだ。
マローの批判的言辞を通じて、50年以上経った現在のテレビ放送のあり方やジャーナリズムに再考を促そうというわけである。
ベタな手法とはいえ、ついつい引き込まれてしまう。
マロー役の男優(誰か知らんけど)もクールで渋い演技を見せ、鋭敏なジャーナリストのカリスマ性、ヒーロー性をうまく表現している。
お見事。

ちなみにタイトルの「グッドナイト&グッドラック」というのは、番組の締めくくりにマローが言う決まり文句。
淀川長治の「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」みたいなもんである。

ところで本作でどうしても気になってしまったのが、登場人物が場所を問わずやたらとタバコを吸っていること。
マロー自身、本番中カメラに映っているというのにタバコを指に挟んでいるくらいだ。
成人男子の殆どが喫煙者だった時代とはいえ、とかく映画における喫煙シーンが問題視されたり、オフィスや公共の場における喫煙が禁じられている当世からすると目だって仕方がなかった。

マッカーシーが没落し対決に勝ったマローだったが、経費のかかるドキュメンタリー番組よりも、経費が安く済んで人気を取れるクイズ番組を放送するという会社の方針で、マローの番組は別の時間帯に移動させられてしまう。
報道番組が娯楽番組に敗北するのは50年以上経っても変わらないが、喫煙という習慣を取り巻く状況は大いに変わったもんだ。
バカバカしいような、切ないような……。

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