19 juillet 2005

『緑玉紳士』を観た

『緑玉紳士』は、大阪は高槻市出身の兄ちゃん、栗田安朗が作ったパペットアニメーション映画。
時間にして48分。
監督、脚本、美術、撮影、編集を一人でこなしたという作品である。

物語はグリーンピースのメガネ商人、緑玉紳士がメガネ好きの悪魔に盗まれた商売道具のトランクを追って悪魔の世界に迷い込み、悪魔と対決してトランクを取り返すというもの。

単純に「すごー」と思う。
パペットアニメーション制作というひたすら根気の要る作業を続けることができるってだけで尊敬に値する。
実際に出来上がった作品も見事だ。
セットは「こんなの一人で作ったのかよ」と目を見張るほど緻密で凝っている。
シーンごとにセットを組まなければならないはずだが、シーン数はケチられていない。
クライマックスとなる悪魔とのバトルシーンもアクション性たっぷりで格好いい。

ただ、台詞なしのパペットアニメーションで48分は少し間延びした感じを覚えたのも事実。
費やされた労力に対して、随分贅沢で失礼な感想かもしれないけれど。

ともあれ、方向性は全然違うけども新海誠に続いて優れた才能が現れたものである。
新海誠みたいにオタク方面には全く受けなさそうだし金儲けできなさそうだが、国際的な評価は栗田安朗の方が勝ち取れるような気がする。
今後が楽しみだ。

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