16 mai 2005

DVD『ニューオーリンズ・トライアル ―陪審評決―』を観た

Amazon.co.jp: DVD: ニューオーリンズ・トライアル/陪審評決 プレミアム・エディション

私の先輩が2004年ベスト映画として名を挙げていたのが『ニューオーリンズ・トライアル』( Runaway Jury )。
ジャンルとしては法廷サスペンスである。
原題にもあるとおり、物語は陪審員制度を巡って展開される。

銃乱射事件によって夫を亡くした妻が、大手銃器メーカーを相手取り、犯行に使われた銃の製造・販売責任を巡る訴訟を起こす。
大手銃器メーカーは伝説的な陪審コンサルタントのフィッチを雇う。
フィッチは専門家を集めたチームを指揮し、ハイテクを駆使して陪審員への裏工作に当たる。
そんな中、陪審員の一人、ニックが暗躍を始め、謎の女マーリーの手により原告・被告双方に「陪審員売ります」のメッセージが送りつけられる。
陪審評決の操作は本当に可能なのか。
ニックとマーリーの正体、目的は何なのか。
フィッチは調査と工作に奔走し、評決の時を迎える。

物語の展開のテンポの良さ、スピード感のおかげで退屈なく物語に引き込まれていく。
アメリカ映画だけに善玉・悪玉ははっきりしているのだが、クライマックスまで誰が真の悪玉なのか分からず、緊張感を保って観ることができた。
キャスティングもぴったりだ。

陪審員の選定段階から陪審員の情報を収集し、有利な判決を導こうとするコンサルタント・ビジネスがあるのをこの作品を観て初めて知った。
フィッチのような、専門家チームを組んで陪審員工作に当たる陪審コンサルタントも荒唐無稽のようでいて、実在するという。
従来から言われていることではあるけれど、財力のない個人が財力のある大企業と戦うのは実に難しい状況なのだと思わざるを得ない。

何度も繰り返し見るタイプの物語ではないから DVD を買うほどではないかもしれないが、もしレンタルビデオ店で見かけたら手にとってみては如何だろうか。
きっと損はしないと思う。

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