20 mars 2005

『2005年度版 公認野球規則』を手に入れた

プロ野球人気の低下が叫ばれて久しいけれど、それでも日本においては、野球は数あるスポーツの中でも屈指の人気を誇るスポーツだといって間違いないだろう。
多くの中学校・高校に野球部があるし、スポーツニュースでは必ずプロ野球のために時間や紙面が割かれている。
野球を扱ったビデオゲームソフトも毎年新作が店頭に並んでいる。

それだけ人気のあるスポーツであるにも関わらず、不可解なことがひとつある。
事実上、正確なルールが一般公開されていないのだ。

野球は『公認野球規則』というルールブックに基づいて行われる。
もちろんそれぞれのリーグや大会においてローカルルールが設定されてはいるが、基盤となるルールは『公認野球規則』によるものである。
しかし、この『公認野球規則』は市販されていない。
Web 上でも公開されていない。
プロ野球連盟やアマチュア野球の連盟の関係者と、その連盟に加盟しているチームにのみ、『公認野球規則』は配布されている。

一応、一般人が手に入れる方法があるにはある。
2月ごろ、「週刊ベースボール」に希望者への配布を行う旨の広告が出る。
それに基づいてベースボールマガジン社へ送金すれば、『公認野球規則』が送られてくる。
私も750円(税込)を送金し予約して、昨日受け取ったところだ。

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非売品とはいえ、『公認野球規則』は一部の書店の店頭に並ぶこともあるらしい。
しかし、誰もが手軽にルールブックを参照できるという状況でないことに変わりはない。

野球という競技を行う当事者の多くがルールブックを持っていないし、読んだこともない。
金を払って野球という競技を観る人の多くがルールブックを持っていないし、読んだこともない。
それが、野球の現状だ。

プロ野球に限って考えてみよう。
プロ野球は観客に金を支払わせて野球のゲームを見せ、金を稼ぐものである。
そのゲームのルールが事実上非公開だなんて、なんとも観客をバカにした話ではないか。

プロ野球というビジネスの拡大と安定のためには、人々が一層野球について関心を持ち、その競技の内容を理解できるようにして観客に育てる必要がある。
その手段のひとつとして、ルールを一般公開することは何ら不当なことではない。

野球の発祥の地、アメリカにおいては、当然のようにルールが一般公開されている。
アメリカのプロ野球、メジャーリーグの公式サイトを参照すれば、正確なルールを読むことができるのだ。

実は『公認野球規則』はアメリカの公式ルールを翻訳したものである。
じゃあメジャーリーグの公式サイトに載っているのを日本人も読めばいいじゃないか、とは言えない。
義務教育で英語を習っていても英語を読めない日本人は多いし、日本野球では適用されないルールがいくつもあるのだ。

日本のプロ野球組織である日本野球機構は、「プロ野球構造改革協議会」を開き、日本のプロ野球が抱える諸問題を改めようとしている。
改革の一つとして、私は「『公認野球規則』の一般公開」を強く求める。
アマチュア野球組織が何らかの理由で『公認野球規則』の一般公開を拒んでいるのならば、一般公開されるよう、日本野球機構は積極的に働きかけるべきだ。

野球と並んで人気のあるスポーツ、サッカーにおいては、日本サッカー協会が Web サイトでルールを公開している。
日本において人気スポーツの地位を確固たるものとしたいのならば、野球界もそれに倣って当然だろう。

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コメント(1)

初めまして。こんな時期はずれのコメント失礼します。

記事を書こうと野球規則について調べているうちに辿りつきました。私も野球規則と野球協約はNPBが公開して然るべきものだと思います。
勝手ながら私のブログで紹介させていただきました。TBも貼らせていただきました。
よろしくお願いします。

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